こんにちは、ねむです。
前回の記事(2/27 投稿) に引き続き、
今度は第二弾として、「Wordpress」から「Hugo」に変更する際に実際に取り組んできたことについて一挙公開したいと思います。
「Hugo」でのサイト作成における初期セットアップ等の作業手順については、既に有識者の方々がたくさんノウハウ記事を投稿されてるのと、Hugo - Quick Start🔗を見ればそれほど困る事はないと思いますので割愛します。
本記事では、管理人なりに取り組んだ内容にフォーカスして紹介したいと思います。
作業環境および前提
作業環境
- OS:Windows10 Pro
- 開発環境:Visual Studio Code🔗
- Git クライアント:TortoiseGit🔗 ※2022/3/22 時点最新 ver(v2.13.0)
利用対象 modules
- Hugo Extended🔗 ※2022/3/22 時点最新 ver(v0.95.0)
- Node.js🔗 ※2022/3/22 時点最新 ver(v16.14.2)
使用テーマ
- Hugo Bootstrap Theme🔗 ※2022/3/22 時点最新 ver(v0.71.0)
- Hugo Dynamic Tabs🔗
設定ファイル(toml/json/md)の変更
日本語化対応
導入直後の状態では、英語・中国語・台湾語などの言語向けにしか設定ファイルが用意されていないため、 末尾に「_en」がついた英語版ファイルを複製し、以下ファイルを作成する。
- config > _default > author.toml
- config > _default > config.toml
- config > _default > languages.toml ※複製ではなく日本語を追加
- config > _default > menu.toml
- config > _default > params.toml
- content > about > index.md
- content > archives > _index.md
- content > categories > _index.md
- content > contact > _index.md
- content > faq > index.md
- content > offline > index.md
- content > posts > _index.md
- content > privacy-policy > index.md
- content > search > _index.md
- content > series > _index.md ※任意
- content > tags > _index.md
- data > ja > faq > blog.json ※任意
- i18n > ja.toml
あとは、各種設定ファイルに対して日本語化対応を実施するのみ。(これがかなり面倒ですが・・・)
一部、重要な設定内容についてサンプルとして紹介します。
- config > _default > config.toml
- config > _default > languages.toml ※複製ではなく日本語を追加
- config > _default > params.toml
- content > archives > _index.md
- i18n > ja.toml
記事初期ファイル(archetypes)の修正
初期状態からは変えてるものの、実態としては過去記事を踏襲して作成することが多いのであまり有効活用は出来ていないです。
- archetypes > default.md
複数テーマの設定追加
一部の記事でタブ表示を使用する場面が出てきたので、Hugo Dynamic Tabs🔗を採用するにあたり、 下記のような表記で複数のテーマ指定が可能になる。
- config > _default > config.toml
robots.txt の自動出力設定の有効化
下記を有効化しない場合は、static ディレクトリ配下に直接作成した robots.txt を配置する必要がある。
- config > _default > config.toml
パーマリンクの変更
まだ変更する可能性ありますが以下に設定を変更。
各記事に slug の設定をしていない場合に日本語の羅列が入ってしまうのがちょっと気になっている。。
- config > _default > config.toml
RSS フィードに出力される件数の設定
初期状態では入っていない設定ですが、index.xml を出力するソース上は下記パラメータで設定可能なロジックを設けていたので追加。
- config > _default > config.toml
メニュー表示の変更
不要な外部リンクを多数削除して、以下のような必要となるメニューのみに見直し。
- config > _default > menu.toml
タイトルセパレーターの変更
「-」から「|」に変更。
- config > _default > params.toml
ロゴファイル表示の無効化
サイトトップにロゴ画像ファイルを表示する機能があるが、不要なので無効化。
- config > _default > params.toml
ピン留めする記事件数の変更
記事のピン留め機能はあまり使わないので、「2 件」から「1 件」に変更。
- config > _default > params.toml
ディレクトリ構成の変更
記事コンテンツファイルのパス変更
記事フォルダは「年月単位」で管理したいので、以下の通り各月のフォルダを配置。
画像ディレクトリのパス変更
画像ファイルの格納先フォルダを「年」>「月」の構成になるよう変更。
assets ファイルの変更
Google Adsense
Google Adsense 用 html を以下のとおり作成して配置。
初期状態だと、サイト表示されると同時に広告が表示されてしまうので、
ページスクロール状態に応じた遅延表示(lazyload)により、Lightscore スコアも大きく改善。
- layouts > partials > assets > google-adsense.html
Google Analytics
Google Analytics 用 assets ファイルを以下の通り変更。
従来の非同期仕様(async)から「GA4 タグ」が読み込めるものに修正。
- layouts > partials > assets > google-analytics.html
おわりに
前編としてはひとまずここまでの内容についてのシェアとなります。
次回<後編>についてはもっとコアな仕様変更について紹介したいと思います。
では、またね。